秋吉台自然動物公園 サファリランド

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●「ゾウさんウンチリサイクル」のお話




堆肥場です。手前に堆肥を溜めていき、溜まったら奥の発酵槽に移動させます。
発酵システムのメインとなる機械室です。ここで温度や空気の量を自動で調整しています。
 動物は食べ物を食べ、栄養にし、そしてウンチをします。そして植物が育つには「太陽の光、水、栄養分」が必要でその栄養分が実はウンチ、つまり堆肥です。
動物園から出る「ウンチ」はいろいろな方法で処理をされていますが大変な費用と労力がかかってしまいます。
 当園では、焼却処分したり堆肥として近隣農家に引取って頂いていましたが、良質の堆肥とは言えず農家さんも良質な堆肥にするまで手をかけられていました。良質な堆肥にすれば農家さんにも喜んで引取って頂けると思い、今回「高圧エアー式堆肥発酵システム」(県内初)を導入しました。

 ウンチを堆肥化するには発酵をする微生物に多くの空気を必要とするため、こまめに切り返し(堆肥を混ぜる)をしなければならず大変な時間、労力が必要でした。「堆肥発酵システム」は堆肥になるまでの時間を短縮する装置で、特殊ノズルで直接堆肥内に空気を送り、さらに堆肥の温度を65〜70℃に保つことで悪い菌や種子が発芽しないようにします。
このシステムは発酵槽に入れたらあとは待つだけで、今までの半分以下の期間で完成する優れものです。
 また、完成堆肥の有効活用を考え、動物のウンチ→堆肥→野菜→動物が食べる→動物のウンチ・・・これ以上ないリサイクルの完成です!さらにサファリランド関連農園で堆肥を使い、園のレストラン、関連ホテルの食材として利用、そこで出た食べ残しも堆肥にします。近隣農家で生産された商品にならない野菜を動物飼料として利用し、小・中学校の職場体験や修学旅行生の学習にも役立ち、製品化しての販売など思いは広がります。

 もうすぐ人参などの植え付けが始まり立派な人参などが育つ予定です。ゾウさんが食べている人参は今後「ゾウ堆肥で作った人参」となるでしょう。
 動物たちが良質堆肥で育った野菜を食べ、元気に健康で大きくなってくれることを願っています。


●
動物部長 河田



●エサの話




大体2mくらいの枝を20〜30本与えています。
現場は見た目以上の急勾配です!
伐採時の装備です。手袋はもちろん、地下足袋、ノコギリ、チェーンソーは標準装備です!
 サファリランドには大小様々な種類の動物を飼育展示しています。それぞれの担当動物に対して日々工夫をしながら飼育をしています。
 ここで問題です。一枚目の画像のこれ、誰のエサでしょうか?
正解は…キリンです。

 キリンは元々木の葉が主食です。しかしキリンのお腹を満たすだけの葉を確保するのは難しく、牧草等で代用しています。それでも木の葉は本来の採食行動を引き出させ(舌を使い葉だけをしごき取る)、また胃のしくみが草ではなく葉を消化するのに適しているので行動栄養学的にも実は必須アイテムなのです!
 問題はキリン5頭分の食欲を満たすだけの量をどうやって確保するかです。画像では伝わりづらいかも知れませんが一枚目の写真が一日量です。これを何処から調達するか…園内の植栽だけで調達すると多分1ヶ月でなくなります^_^;
 近隣の方や知り合いの方々から譲って頂いていましたが、底を付き始めたためネットを駆使し、長門市にある潟Vンラテック様から譲っていただける事になりました。(厚かましいお願いを快く引き受けて下さったK社長有難う御座います。潟Vンラテックは長門市で木材加工やチップ等されています)

 毎週一回、車も上がれない様な険しい道のりの現場まで取りに行きます(私は平気ですが他のスタッフは悲鳴を上げています)。2dダンプに満載して大体5日分。なかなかの重労働ですが毎朝一枚残らず完食してくれるため、それを励みに頑張っています。
 大型動物は量が多くて大変ですが、食事は生きていくうえでとても重要なものなので、食事風景もぜひこれからは見てもらえるとさらに面白くなると思います!

P,S  サファリ近辺でカシ類、シイの木が邪魔で困っている方おられましたら是非ご一報を〜
    枝打ち、間引き、伐採致します。)


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キリン担当者 上杉



●来年の干支




ボールニシキヘビの「みいちゃん」です。体を丸くして身を守ることからボールという名前が付いています。
お客様も笑顔で写真を撮られていきます!
今年も無事「干支の引継ぎ式」ができました!来年の1年間よろしくねみいちゃん!
 サファリランドでは本格的に雪が積もる時期になり、人間も動物も寒さで丸くなるようになって来ました。

 さて、皆さんは今年と来年の干支は何か分かりますか?今年は辰(たつ〔龍〕)、来年は巳(み〔ヘビ〕)でしたね。サファリランドでは毎年この時期になると、今年の干支から来年の干支の動物に「干支の引継ぎ式」を行い、その動物に一年間頑張ってもらっています。ところが昨年問題になったのが辰です。辰年は龍なのですが、さすがにサファリでも龍は飼育していません(^_^;)スタッフ一同頭をひねって考えて、白羽の矢が立ったのがトカゲです。大きなものになると「ドラゴン」という名前も付いているため、まさにうってつけの配役だと私は思っています・・・そしてやってきたのがグリーンイグアナ・・・ドラゴンという名前は付いていませんが同じ仲間という事で(笑)
 そして今年は巳年なのですが、これは実在する動物なので問題はありません。しかしサファリではヘビを飼育していないため、遠く福岡から駆けつけてくれたのが、ボールニシキヘビの「みいちゃん」です。アフリカ原産でニシキヘビの中では小型で平均100cm、大きくても200cmほどの大きさです。性格はとても大人しく、攻撃性もほとんどありません。人が触っても全然平気で、腕や首に巻きつけても怒りません。担当している飼育スタッフは「かわいい!」とまで言っています!

 12月22日に無事干支の引継ぎ式を終え、来年の年賀状に載せようと多くのお客様が「みいちゃん」と写真を撮っていかれています。私もヘビのように細長ーく生きられるように一緒に写真を撮りました。(顔は引きつってしまいましたが・・・)皆さんもぜひ来年の干支と一緒に写真を撮ったり、触ってみたりして縁起の良い一年にしてみてはいかがでしょうか!
1月1日〜6日の間で13時と15時からふれあいタイムを行っています!(ただし、ヘビが脱皮を始めたときは皮膚がデリケートになるため触ることができません。事前に御了承下さい。)

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ホームページ担当 安在



●アフリカハゲコウ銀の知恵




キン(手前)の体重測定中。ギン(奥)は餌の入ったバケツを狙っています!
飛ぶときのキンの目は生き生きと輝いています!
お客様の頭上すれすれを飛ぶギン。迫力のほどはぜひ体験してみて下さい!
当園にはキン♀ギン♂という二羽のアフリカハゲコウがいます。ハゲコウの飼育展示も4年目となり、フライトイベントはたくさんのお客様に感動を届けています。今回は二羽のハゲコウの性格を紹介します。

 まずはキン。飛ぶことが大好き、まっすぐな性格です。物怖じせず行動力あふれる素敵な女性のキンは最近パワフルさも兼ね備えてきました。数か月間フライトをお休みしていましたが最近フライトを再開し、生き生きと飛び回ってパワーアップしました。ご褒美の肉をギンと奪い合うときでも負けません。
 そんなキンのパワフルさに面食らっているのがギン。以前は餌の奪い合いでは負けることは少なく力では圧倒していました。ところがキンのパワーアップに以前までの強気な姿は影を潜めてしまいました。それはまるで新婚から3年経った夫婦のよう・・・
それでも腐らないのがギンの器の大きさ!?一生懸命知恵を絞り出しました。端から見るとずる賢いと思われるかもしれません。抜き足・差し足・忍び足、スタッフの背後をとるのはお茶の子さいさい、スタッフの腰にぶら下がった餌の入ったバケツの隙間から嘴をこっそり指し入れ、肉をゲット!勢い余ってバケツに穴をあけることも・・・。
最近はスタッフもギンの動きを読んで餌を奪われないようにしていますが、きっとこの先再びギンは知恵を絞り出すでしょう。実はスタッフはそれを楽しみにしています。

こんなキンギンの魅力もあって、今回当園のハゲコウ飼育展示がエンリッチメント大賞を受賞いたしました!伸び伸びと過ごすキンギンをご覧になったお客様が推薦して下さったのです。我々スタッフにとってたいへん励みになりました。

アフリカハゲコウは世界一醜い鳥と図鑑に書かれることがあります。でも当園のキンギンの羽は艶やかで健康的で、美しいとまで言われます。美しく、飛ぶことが大好きなキンと、虎視眈々と肉に狙いを定め果敢にスタッフに挑む、ギン。二羽の性格の違いもよくわかるハゲコウダイナミックフライトは土日祝の13:30〜 ぜひ皆様見に来てください!


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アフリカハゲコウ担当 大下



●ブラックバックのお引越し




オスのブラックバックです。小さいですが牛の仲間でオスにだけ立派な角が生えています。
箱から部屋へ移動中。一つの箱に数頭入っており、我先にと飛び出してきます。
最後の1頭はクッションに突っ込んでボーゼン・・・ケガがなくて何よりです!
10月1日、サファリランドに新たな仲間が加わりました。広島市安佐動物公園から12頭のブラックバックがお引越ししてきました。今回は動物の引っ越しの様子を私の心情も含めて紹介したいと思います。

 私は動物の引っ越しのために他の園に出張するのは初めてでした。安佐動物公園に到着して担当の飼育員と会うことになりましたが、なにしろ初めての出張なので「挨拶はしっかりしないと」とか「名刺交換はいつすれば?」などと考えていましたが、挨拶もそこそこに引っ越し作業が始まりました(^^;)
 引越しの手順はブラックバック(以後BB)を麻酔で眠らせて輸送用の箱に入れ、トラックに積んでサファリに出発。文章では簡単そうに見えますが、これがとても大変です(汗)まず麻酔を打つために捕まえなければいけないのですが、BBはとても俊敏。広い場所では飛んだり走ったりととても捕まえられないため、狭い部屋に追い込んで挟み打ちにしないといけません。さらに捕まえた後も暴れるため人も動物も怪我をしないように素早い行動が必要です。これを安佐動物公園のスタッフは息の合った連係プレイであっという間に捕まえてしまいます。全12頭を泥まみれ汗まみれになりながら麻酔をかけていきます。ちなみに私は何もしていません(・・;)安佐の皆さんのおかげで午前中のうちにトラックに積み込みが終了。驚異の手際の良さに感動すら覚えました!

 サファリへ到着後、興奮しているBBをしばらく放置して落ち着かせ、新しい部屋へと移動させます。心配なのは箱から部屋へ出る時です。急な環境の変化にはとても敏感なため、出た瞬間にパニックになって暴れる可能性があるのですが・・・BBたちは落ち着き払った様子で外に出てきました。順調に11頭までが出てもう大丈夫、と思いきや最後の1頭がバタバタと大暴れ!衝突防止用の草のクッションの中に突っ込んでいき草まみれに(汗)それでも全頭怪我もなく無事に引っ越しが完了しました。
 今はまだ環境に慣らすため草食エリアには出ていませんが、少しでも早く皆さんに元気な姿を見てもらえるようスタッフ一同頑張りますので今後の草食エリアにこうご期待!


一口メモ
動物園同士では種の保存や頭数の維持のために、頭数の多い園から少ない園に譲渡したりする事があります。今回の引越しは安佐動物公園がBBの獣舎移動に合わせて、サファリに譲渡する形になりました。


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草食エリア担当 相良


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