まだ2歳。あどけない表情です。
20歳。パネルヒーターの上がお気に入りでした。
展示場横に献花台を置きました。1月いっぱい設置予定です。
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2018年1月2日、おじいちゃんレッサーパンダの宝宝(バウバウ)が23歳5ヶ月で息を引き取りました。 レッサーパンダの寿命は大体15年程度と言われており、23歳といえば人間なら100歳越えの超ご長寿です。
1994年7月11日。 宝宝は岡山県の池田動物園にて誕生し、1995年9月27日当園に婿入り。 来園したさらに翌年には当園では初めての繁殖に成功し、その後6頭もの子供たちを残してくれた立派なお父さんでした。 現在、10頭という沢山のレッサーパンダを飼育しておりますが、その土台を作ってくれたのは宝宝だったと思います。
2016年には、現存する日本最高齢のレッサーパンダに認定され、大勢のお客様が宝宝に会いに来てくださるようになりました! 「元気をもらいました!」「頑張って長生きしてね」と温かいお言葉を頂くたびに宝宝が愛されていることを実感しました。 応援頂いた皆様本当にありがとうございました!
晩年には下半身が弱くなり、歩くのが困難になってきていましたが、前日まで放飼場に、自力で歩いて出勤し、大好きなリンゴも食べて、最後の最後まで生きようとする姿を一生懸命見せてくれました。
当園にレッサーパンダがやってきた当初から活躍してくれた長老さん。 そこにいることが当たり前だった、今ではからっぽの獣舎を見ると未だ寂しさが抜けませんが、長い間愛嬌を振りまいてくれ、サファリを盛り上げてくれたおじいちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にお疲れ様。あとは若い子たちに任せてゆっくりおやすみ。たくさんの思い出をありがとう。
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