秋吉台自然動物公園 サファリランド

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●チビありがとう




チビの子どものとき
この頃から美人だったそうです
35才
立派に成長しました
獣舎前で慰霊祭(いれいさい)
好物をならべました
チビありがとう
 4月30日 午前10時30分
 アフリカゾウのメス 35才 チビが亡くなりました。

 当日の朝、担当者が獣舎に入るとチビは横に倒れていました。園内に「チビが倒れています」と無線がとびました。緊急事態(きんきゅうじたい)・・・私もすぐに現場にかけつけました。目の前には3.5トン以上の大きなゾウが苦しそうに呼吸しています。すぐにスタッフを集めチビを起き上がらせようと必死の努力をしました。みんな祈るような思いです・・・でもチビはなかなか起き上がれません。だんだんその気力さえも無くなっていく様子、「チビ起きろ!」と担当者はチビに気合を入れますが、その声もチビには届きません。

 起こしはじめてから約1時間、チビは35年の生活に幕を下ろしました。あっという間の出来事でした。

 チビの死因(しいん)は急性心不全(きゅうせいしんふぜん)と疑われました。何らかのはずみで足を滑らせて立てなくなってしまったのでしょう。チビの重たい体に心臓が耐え切れなくなってしまったようです。本当に残念でなりません、一生懸命努力はしましたが悔しい(くやしい)気持ちが残ります。

 チビの死は仲間にも影響を与えます。他の4頭のアフリカゾウが夕方獣舎に戻ってきた時にチビの気配がないことに気づき、激しく鳴きます。その声はしばらく続きました・・・聞いていると悲しくなる声です。ゾウは繊細(せんさい)です、ショックでどうにかなってしまわないか、担当者は大変心配していました。(でも安心してください 現在ほかのゾウたちは落ち着きを取り戻しています!)

 チビはサファリの開園当初からいるアフリカゾウでした。アフリカゾウの35才は日本の動物園の中では高齢なんですよ!チビはサファリに来たとき、他のゾウよりも体が小さく、美人だったそうです。体が小さいからチビと名づけられたのですが、大きく成長しました!ゾウはとっても頭がよくて、感情も豊かです。体は大きいしパワーもあります。ですから飼育にはとっても気を使います、チビを長い間見てきているスタッフ達には特別な想いがあります。私はサファリで働きはじめて3年目、チビと直接ふれあうことはありませんでしたが、冬場に体調を悪くするチビのことは気がかりでした。あたりまえのうようにいた展示場にチビの姿はありません、チビの存在の大きさをあらためて実感しています。この死を無駄にせず、次に生かしていくことが大事です!

 チビはサファリ開園以来30年間多くのお客様、職員に愛されてきました。先日慰霊祭(いれいさい)を職員たちで行いました。チビの広くて大きい獣舎を見るといろいろな事が思い出されます。
 チビたくさんの思い出をありがとう・・・職員一同感謝の思いをささげました。

●
獣医師 佐藤


秋吉台自然動物公園サファリランド
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