秋吉台自然動物公園 サファリランド

twitter

facebook

youtube

飼育員のブログ

■最新の記事




■最新の写真




●「ゾウさんウンチリサイクル」のお話




堆肥場です。手前に堆肥を溜めていき、溜まったら奥の発酵槽に移動させます。
発酵システムのメインとなる機械室です。ここで温度や空気の量を自動で調整しています。
 動物は食べ物を食べ、栄養にし、そしてウンチをします。そして植物が育つには「太陽の光、水、栄養分」が必要でその栄養分が実はウンチ、つまり堆肥です。
動物園から出る「ウンチ」はいろいろな方法で処理をされていますが大変な費用と労力がかかってしまいます。
 当園では、焼却処分したり堆肥として近隣農家に引取って頂いていましたが、良質の堆肥とは言えず農家さんも良質な堆肥にするまで手をかけられていました。良質な堆肥にすれば農家さんにも喜んで引取って頂けると思い、今回「高圧エアー式堆肥発酵システム」(県内初)を導入しました。

 ウンチを堆肥化するには発酵をする微生物に多くの空気を必要とするため、こまめに切り返し(堆肥を混ぜる)をしなければならず大変な時間、労力が必要でした。「堆肥発酵システム」は堆肥になるまでの時間を短縮する装置で、特殊ノズルで直接堆肥内に空気を送り、さらに堆肥の温度を65〜70℃に保つことで悪い菌や種子が発芽しないようにします。
このシステムは発酵槽に入れたらあとは待つだけで、今までの半分以下の期間で完成する優れものです。
 また、完成堆肥の有効活用を考え、動物のウンチ→堆肥→野菜→動物が食べる→動物のウンチ・・・これ以上ないリサイクルの完成です!さらにサファリランド関連農園で堆肥を使い、園のレストラン、関連ホテルの食材として利用、そこで出た食べ残しも堆肥にします。近隣農家で生産された商品にならない野菜を動物飼料として利用し、小・中学校の職場体験や修学旅行生の学習にも役立ち、製品化しての販売など思いは広がります。

 もうすぐ人参などの植え付けが始まり立派な人参などが育つ予定です。ゾウさんが食べている人参は今後「ゾウ堆肥で作った人参」となるでしょう。
 動物たちが良質堆肥で育った野菜を食べ、元気に健康で大きくなってくれることを願っています。


●
動物部長 河田


秋吉台自然動物公園サファリランド
〒754-0302山口県美祢市美東町赤1212
TEL 08396-2-1000 FAX 08396-2-1005 MAIL safari@tanakahotelg.co.jp

Copyright(c)2006 TanakaKinzoku Co. Ltd. All Rights Reserved.

トップページ

ページの先頭